現在、日本の各地にバイクショップがあります。製造会社も多く、車種も豊富に取り揃えられています。
バイクを購入してからときどき思うのですが、ここまで機能の充実したバイクは一体どのような歴史を辿ったのでしょう。ふと疑問に思ったので、インターネットを通して、バイクの歴史を調べてみました!
バイクの起源はゴットリープ・ダイムラーから
初めてオートバイを作った人は、ゴットリープ・ダイムラーといわれています。自動車も作っている方ですので、そちらでの知名度も高いかと思います。
1880年代に、ゴットリープ・ダイムラーが作ったバイクは、時速10キロで走る機能があったようですね。ただ同じ頃に製作していた自動車の開発にも成功。自動車の普及が最優先されたため、バイクの普及は1890年代頃からです。
オートバイが市販化されたのは1894年。排気量は1489㏄(今では考えられないほどの排気量ですね)。最高時速45キロで走るバイクが大量生産されました。ここからバイクの歴史が始まったといえますね。
世界で初めて市販化されたバイクは日本のバイク歴史のきっかけにもなっています。日本がバイクに注目を集めるきっかけにもなりました。
現在、スズキやホンダなどの大手のバイク製造会社がたくさんのバイクを開発しています。それぞれの歴史をみていきましょう。
スズキの歴史
当初は織物器具を製造していたスズキ。ある日、「移動手段がもっと楽にできたら」という社長の思いつきが、バイクの研究・開発へ結びつきます。
1952年に排気量36㏄ほどの自転車用補助エンジン(パワーフリー号)の開発に成功しました。翌年、日本でバイクブームが起きるなか、スズキは新たな自転車用補助エンジン(ダイヤモンドフリー号)を開発。日本でバイクが普及するようになりました。
ホンダの歴史
オートバイ産業の著しい成長をとげるなか、日本は戦時中でした。
社長である本田宗一郎は、戦争に参加せざるを得ない状況でした。幸いなことに、当時の徴兵検査で目の異常(色盲)という誤診を受け、戦線から離れることに。
ホンダは1948年にホンダ技研工場株式会社を創設。小さい町工場で自転車用の補助エンジンを製造しました。
ホンダでは独自のエンジン開発に力をいれ、「A型エンジン」を開発しました。さらに研究・開発を進め、レースに出場できるほどのバイクや誰にでものりやすいバイクなどを開発します。
スズキに並び、ホンダバイクの歴史も本格的に動きだすターニングポイントといえます。
ちょっとしたアイディアの積み重ね
今では免許を取得し、誰でも乗りこなせるバイクが色々あります。バイクの歴史をみてみると「こうなったらいいな」というちょっとしたアイディアがきっかけとなっています。
そのアイディアを実現させた後、職人の確かな手によって、バイクの改良が現在に至るまで繰り返されています。
バイクの歴史を知ってからバイクにこんな奥深い歴史があったという想いでいっぱいになります。以前よりもバイクに愛着をもつようになりました。